この記事は、インドネシア留学シリーズ~第1回 海外に住みたい、海外で働きたい~の続きになります。
第2回 日本語教師という職業
デイビットとの出会いで「日本語を海外の人に教えたい」、「海外に住みたい、海外で働きたい」という目標を持つようになった私。
でも、「海外で日本語を教える仕事」ってどんな職業だろう?
そう思っていた矢先、たまたまテレビでその職業の特集をしていたのです。
その職業とは今回のタイトルにもある、「日本語教師」という職業です。
今でこそ、「日本語教師」という言葉を耳にする機会が多々あると思いますが、当時は元々そういった仕事に興味があるか、日本語教師に会ったことのある人でないと聞き慣れない言葉でした。
私自身もその特集を見て初めて日本語教師という職業を知りました。
日本語教師は、文字通り日本語を教える先生のことです。日本語を教えるといっても、その対象者は様々で、外国人だけでなく帰国子女の日本人に教えることもあります。俳優の加瀬亮さんも、アメリカで幼少期を過ごし、日本に帰国後に日本語教師から日本語を習ったそうです。
また、教える場所も様々です。海外の国々はもちろん、日本国内でも活躍の場が多く有ります。
海外でいえば、その国の高校や大学、日本語学校が主です。出向した夫と一緒に移住した妻がプライベートやボランティアで教えるというケースもあります。ちなみにインドネシアでは、多くの高校で第二外国語として日本語を選択することができ、現地人日本語教師が活躍しています。また、近年では国際交流基金による「日本語パートナー」という制度が始まっており、高校や大学での日本語教育支援のために様々な人が活動しているようです。
日本国内でいうと、日本語学校や大学がメインでしょう。日本の大学に留学するために要求されるレベルまで教えるコースや、日本企業で働くための言葉や礼儀作法などを教えるコースもあります。また、日本人との配偶者に生活の言葉を教えるボランティアコースを開いている地域もあります。日本国内の場合、日本語だけでなく、生活に沿った知識についても教える必要があるといえます。
ちなみに私がテレビで見た日本語教師は、外国の子ども達に教えている方でした。
アジアのどこかの国だったように思いますが、正確な場所までは覚えていません。
レポーターに「教えていて、どのようなことが印象に残っていますか?」と聞かれて、彼が答えた次の言葉がすごく印象に残っています。
「例えば、日本語では『そこに木がある』と言うことを、ここの文化では『そこに木がいる』って言うんですね。そういう風に、言葉を教えながら日本とこの国との文化の違いを学ぶことができるのが楽しくて、印象に残ってますね。」
日本語を教えながら、外国の文化を学ぶことができる。
日本語教師ってかっけぇ!!
そうだ、日本語教師になろう。
あっという間に影響を受けた私でした。
となると、日本語教師になるにはどうしたらいいんだろう?
次なる疑問が浮かび、情報収集の日々が始まるのでした。
→第3回に続く
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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